講談社・1999年10月15日 井上祐見子、塚本青史、森福都 森福都「黄飛蝗」から──東都洛陽の北、黄河の南に横たわる芒山(ほうざん)は、東西330 里余りにも及ぶ大丘陵である。その芒山で飛蝗──飛び蝗が大発生したとの報が朝廷に届いたの は、開元7年の夏、麦もすっかり色づいた5月1日のことだった。
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